KAGOYA CLOUD VPSを新たに契約した時に行ったセットアップのメモです。
簡単な初期設定とDocker及びDocker Composeのインストールを行いました。
ちなみにKAGOYA CLOUD VPSではインスタンス作成時にDockerのインストールオプションが提供されているので、Dockerのインストール部分はそれを選んで省略するのも良いと思います。
他にもGitLabやRedmine、Minecraft等のインストールオプションもありました。
環境
- KAGOYA CLOUD VPS (2021-10-17)
- OSテンプレート: Ubuntu 20.04 LTS
パッケージの更新
最初はroot
で実行します。
更新と再起動
$ apt update && apt upgrade -y && reboot
クリーンアップと再起動
$ apt autoremove -y && apt autoclean -y && reboot
Vimのインストール
今回、初期状態ではTiny Vimがインストールされていたので、通常のVimをインストールし直します。
Tiny Vimだとこの記事にまとめたように、入力が少々不便になります。
$ apt install -y vim
タイムゾーンの確認
date
コマンドで簡単にタイムゾーンの確認を行います。
今回はJSTだったのでタイムゾーンの変更は不要でした。
$ date
2021年 10月 17日 日曜日 11:43:19 JST
作業ユーザーの追加
# ユーザーを追加
useradd -m -s /bin/bash ユーザー名
# sudoが使えるように usermod -aG sudo ユーザー名
# ユーザーのパスワードを設定
$ passwd ユーザー名
# 2回同じパスワードを入力
SSH接続確認
$ ssh ユーザー名@ホスト名
公開鍵認証で使用する公開鍵のコピー
$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_ed25519.pub ユーザー名@ホスト名
公開鍵認証でSSH接続確認
$ ssh -i ~/.ssh/id_ed25519 ユーザー名@ホスト名
SSHのパスワード認証の無効化
以降は作成したユーザーで作業を行います。
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config
# - #PasswordAuthentication yes
# + PasswordAuthentication no
Dockerのインストール
公式のUbuntu用インストールドキュメントを参考にインストールを行います。
今回は新規のUbuntuなので、Uninstall old versionsは省略して、Install using the repositoryから始めます。
# 前提パッケージのインストール
sudo apt install -y apt-transport-https ca-certificates curl gnupg lsb-release
# GPG鍵の追加 curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg
# リポジトリ(stable)のセットアップ
echo "deb [arch=(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu (lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list>/dev/null
# Dockerのインストール sudo apt update && sudo apt install -y docker-ce docker-ce-cli containerd.io
# Dockerのバージョン確認
$ docker --version
Docker version 20.10.9, build c2ea9bc
Docker Composeのインストール
公式のLinux用インストールドキュメントを参考にインストールを行います。
# Docker Composeのダウンロードと配置
sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.29.2/docker-compose-(uname -s)-(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
# 実行権限を与える sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
# Docker Composeのバージョン確認
$ docker-compose --version
docker-compose version 1.29.2, build 5becea4c
終わりに
後はDockerでWebサーバーだったりデータベースだったり必要な物を色々入れます。
ホストOSを汚さずに色々出来るのは本当にDocker様様です。