Google Cloud Platformで個人用のプロジェクトを作り、プログラムで利用するアプリの認証情報を取得します。
GCPの有効化
GoogleアカウントでGoogle Developer Consoleにログインします。
国を設定し、利用規約に同意して続行します。
これで、GCPが利用できるようになります。
新しいプロジェクトの作成
画面上部のプロジェクトの選択をクリックしてプロジェクトの一覧を表示し、
開いたウィンドウ右上の新しいプロジェクトをクリックします。
※既にプロジェクトが存在する場合は何らかのプロジェクト名が表示されています。
プロジェクト名とプロジェクトIDを入力して、作成をクリックします。
例ではGCP Test Project
gcp-test-project-123456
としました。
IDは他人との重複していたり、google
等の特定の単語が入っていると利用できません。
これでプロジェクトが作成できました。
上部にプロジェクト名が表示されている事が確認できます。
ライブラリの追加
GCPでGoogleのサービスを扱うには、まずプロジェクトに各サービスのライブラリを有効化する必要があります。
例では、Google Driveを利用できるように、Google Drive APIを有効にします。
左部のライブラリからライブラリ一覧を開き、Drive
と検索してGoogle Drive APIのページを開きます。
有効にするをクリックして、APIを有効化します。
これでAPIが有効になりました。
認証情報の作成
APIのページに表示されている通り、APIによっては利用するのに認証情報が必要になります。
認証情報を作成をクリックして、認証情報の作成を始めます。
もしくは、プロジェクトトップページの左部の認証情報を開いてください。
使用するAPIとAPIを呼び出す場所を自分の環境に合わせて選択します。
例では、Google Driveをコンソール上でPythonを使って利用する予定なので、Google Drive API
その他のUI (Windows、CLIツールなど)
を選びました。
プロジェクトに認証情報を追加しようとすると、OAuth同意画面の設定が必要である事が表示されます。
OAuth同意画面は、Twitter等でもよくある「このアプリを信頼しますか?」とログインを要求してくる画面の事です。
OAuth同意画面の設定
先の画面から設定を開くと、新たなウィンドウでOAuth同意画面の設定が開かれます。
もしくは、プロジェクトトップページの左部メニューから開いてください。
まず、User Typeを選びます。無料のプロジェクトでは外部のみ選べます。
次に同意画面に表示する情報の設定です。
アプリ名、ユーザーサポートメール、デベロッパーの連絡先を入力します。
次にスコープの設定です。
今回は、アプリでスコープの指定をするので、プロジェクトには設定しません。
デフォルトのまま次へ進みます。
省略可能な情報の入力です。
Googleの審査が必要なスコープ(ユーザーの全データアクセス権限など)を指定した場合に、補助情報を入力します。
例ではプロジェクトにスコープは設定していないので、空欄のまま進みます。
入力内容の確認です。ダッシュボードへ戻ります。
これでOAuth同意画面の設定は完了です。
※例ではサービス障害で情報が表示されていませんが……。
認証情報の作成の続き
先ほどまでのウィンドウに戻り必要な認証情報ボタンを押して、OAuthクライアント名を入力します。
入力を押して更新を押し、次へ進みます。
※OAuth同意画面の設定が正しくされていると次へ進めます。
認証情報のダウンロード
作成された認証情報をダウンロードします。
client_id.json
というファイルにアプリの認証情報が保存されます。
このファイルがユーザーへのアプリの認証に使われます。